名刺、ポートフォリオ、ブログのフッター…。 「ここにInstagramやX(旧Twitter)のアイコンを入れたい」と思う場面は多いですよね。
でも、「これって勝手に置いていいの?」「サイトの雰囲気に合わせて色を変えてもいいの?」と迷ったことはありませんか?
結論から言うと、各社のロゴは“便利なフリー素材”ではなく、厳格なルールで守られた“ブランド資産”です。でも、「条件付きで、使わせてくれる」ものでもあります。
この記事では、2026年1月時点で確認できる最新の“公式ガイドライン”をまとめ、個人がつまずきやすいポイント(余白、最小サイズ、色のルールなど)を整理しました。
※本記事は主要SNSの公式ガイドライン(一次ソース)を参照し、要点を整理した非公式まとめです(2026年1月時点)。
※内容は適宜変更される可能性があります。利用の最終判断は、必ず各社の公式案内をご確認ください。
※本記事の画像は、各社のガイドライン解説を目的として、著作権法第32条の定める『引用』の範囲内で掲載しています。
【一覧】主要SNS公式ロゴ・ブランド素材ダウンロードリンク集
急いでいる方はこちらから。必ずガイドラインを確認し、公式最新版を取得してください。
- X(旧Twitter)
- Threads
- TikTok
- YouTube
- LINE
- Bluesky
- BeReal
- note
まず押さえる「共通ルール」5選|SNSロゴ利用の基礎知識






私たちが普段使っている「星」や「矢印」のアイコンとは違い、企業のロゴはブランド資産(商標)です。
「飾りとして置いていい」のではなく、「企業の看板を、ルールを守る約束で借りてくる」というイメージが正解です。
迷ったら「公式素材をそのまま」「改変しない」「誤認させない」。
これを念頭に、少なくとも守らないといけないルールを見ていきましょう。
最小余白と最小サイズを守る

ロゴの周囲には、他の文字や図形が入ってはいけない「アイソレーション(不可侵領域)」が定められています。
「窮屈に見えないように」という感覚的なものではなく、例えば「ロゴの高さの半分」など、各社ごとに厳密な計算式があります。
- 余白: ロゴの隣に「Follow Me!」などの文字を置くときは、近づけすぎないよう注意しましょう。
- サイズ: 印刷やスマホ画面で潰れてしまうサイズ(一般的に16px未満など)での使用は禁止されています。
勝手に色を変えない

「サイトのデザインに合わせて、ロゴをパステルピンクにする」。
これは最もやりがちな違反です。
多くのブランドは、自社のブランドカラー(指定のHEX値)を守ることを求めています。
- 基本ルール: 「公式カラー(フルカラー)」または「モノクロ(白か黒)」の3択が基本です。
- 注意点: モノクロといっても、グレーや半透明にするのはNGな場合が多いので、「完全な黒(#000000)か白(#FFFFFF)」が無難です。
※例外として、Instagramは現在、デザインに合わせた「任意の単色」への変更を許可しています(グラデーションはNG)。
勝手に変形させない

ロゴを画像の隅に置く際、サイズ調整で「縦横比」が崩れていませんか?
少しでも太ったり痩せたりしたロゴは、ブランド側からすると「別物」に見なされます。
NG例:
- Shiftキーを押さずにリサイズして歪ませる。
- 斜めに傾ける(回転させる)。
- 反転(鏡文字)させる。
エフェクトを足さない

「目立たせたいから」といって、ペイントソフトやCSSで装飾を加えるのは厳禁です。
ロゴは「配布されたそのままの状態」が完成形であり、それ以外はすべて改変とみなされます。
よくあるNG加工:
- ドロップシャドウ: 影をつけて立体的にする。
- 輪郭線: 袋文字にする。
- フィルター: セピア調や半透明にする。
- 独自コンテナ: 公式ではない「丸」や「四角」の図形の中に無理やり閉じ込める。
公式・提携と「誤認」させない配置にする

ロゴを大きく使いすぎると、あなたのサイトや商品が、まるで「そのSNSと公式に提携している」かのような誤解を与えてしまいます。
これは商標権侵害のリスクが最も高い行為です。
- 文言の注意: 「公認」「推奨」といった表現とセットで置くのは避けましょう。
- 主従関係を守る: あくまで主役は「あなたのコンテンツ」です。SNSロゴは、連絡先やリンクを示すための「アイコン(脇役)」として、控えめなサイズで配置しましょう。
【詳細】ブランド別ロゴ規定・最小サイズ・余白まとめ
X


公式からは黒ロゴ、白ロゴがダウンロードできます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配布ロゴの形式 | SVG(白のみ)、PNG(黒・白)、AI(ロックアップ・パートナーシップ) |
| 最小余白 | ロゴの上下左右の幅と同じサイズ |
| 最小サイズ | 明記なし |
| 色の変更 | 「ロゴの色は白(#FFFFFF)か黒(#000000)」と名言。さらに、「セカンダリーカラーを開発中」ともある。 |
| 事前承認が必要な場合 | 明記なし |
ロゴ周りに点線、最小余白スペースの周りに実線をつけると、下記のようになります。


中央(ロゴとロゴの間)は余白が重なっている部分です。
Xのロゴは若干縦が長いため、ロゴ幅40pxのとき高さ40.8pxとなります。
ロゴ同士の余白(および周囲)は41pxでとっています。
ロックアップ(ロゴと@アカウント名を横並びにする)場合は、ロゴの高さと文字の高さを同じにすることが定められています。

ロゴと@の間のスペースは明記がありませんが、公式が配布しているテンプレートファイルの配置(上記の通り)を見る限り、ロゴ幅の1/4ほど開ければ良さそうです。
旧ロゴの扱いは?
Xといえば旧Twitter。
Twitterといえば…
この懐かしの青い鳥を気に入っている方もいるかもしれませんが、公式ガイドラインでは一切触れられておらず、実務では避けるべき存在です。
2023年7月のXリブランディング以降、公式ガイドラインでは現行Xロゴ(黒/白)の使用方法のみが記載されています。
- 鳥ロゴの言及ゼロ
- アセット配布なし
- PDFガイドライン:「The X logo is black or white」→ 新ロゴ限定を明示
Elon Musk CEOのポストでも、「And soon we shall bid adieu to the twitter brand and, gradually, all the birds(そして、すぐに私たちはツイッターブランドに別れを告げ、徐々にすべての鳥に別れを告げるだろう)」と、鳥ロゴの完全廃止を宣言しています。
And soon we shall bid adieu to the twitter brand and, gradually, all the birds
— Elon Musk (@elonmusk) July 23, 2023
旧ロゴの使用は、ガイドライン違反だけでなく、「情報がアップデートできていない」「古い」と見られるおそれもあります。
以上のことから、Twitterの青い鳥の使用は「非公式」「非推奨」と考えるべきです。



公式からはカラー(グラデーション)、黒、白のロゴがダウンロードできます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配布ロゴの形式 | SVG、PNG、AI、JPG(黒のみ) |
| 最小余白 | ロゴ幅の1/2 |
| 最小サイズ | 29px |
| 色の変更 | デザインを変更しなければ、任意の単色への変更可 |
| 事前承認が必要な場合 | ライブ配信、ラジオ、OOH広告、A4サイズ以上の印刷物で使用する場合。さらに、CM、TVまたはWebシリーズ、動画、映画で使用する場合は台本も提出 |
ロゴ周りに点線、最小余白スペースの周りに実線をつけると、下記のようになります。



Instagramのアイコンは正方形です。
上記の場合、高さ・幅を40px(ガイドライン準拠の最小サイズ)で表示し、ロゴ間(および周囲)の余白を20px(ロゴ幅の1/2以上)でとっています。
Threads




Threadsは、文字入り・文字なしの黒ロゴ・白ロゴがダウンロードできます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配布ロゴの形式 | SVG、PNG、AI |
| 最小余白 | ロゴ幅の1/4 |
| 最小サイズ | 明記ないが、Instagram準拠が安全 |
| 色の変更 | 明記なし |
| 事前承認が必要な場合 | ラジオ、OOH広告、A4サイズ以上の印刷物で使用する場合。映像に関しては明記がないが、Instagramに準拠する方が無難。 |
PNGで使用する場合は、ロゴに余白も込みなので、自分で調整する必要はありません。
ロゴを点線で囲むと下記のようになります。(PNG使用)




SVGとAIは余白が含まれていませんので、これらを利用する場合は最小余白スペースに注意。
文字ありと文字なしで余白の取り方が変わります。
- 文字なしの場合
Threadsのロゴは若干縦長ですが、最小余白は「ロゴ幅の」1/4です。
- 文字ありの場合
文字入りロゴの方は、「T」の高さを1とし、上下左右にその3/4分の余白をとります。
このとき、上下は「T」の上端・下端が最小余白スペースの開始位置となります。
ロゴマークの上端・下端からではありません。


公式からは、青ロゴと白ロゴが配布されています。
黒ロゴはありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配布ロゴの形式 | PNG、AI |
| 最小余白 | ロゴ幅の1/4 また、常に他のコンテンツからロゴの半分以上の距離だけ離す |
| 最小サイズ | WEB:16px、印刷物:6mm |
| 色の変更 | 不可 |
| 事前承認が必要な場合 | テレビやその他の形式のエンターテイメントで使用する場合 |
ロゴ周りに点線、最小余白スペースの周りに実線をつけると、下記のようになります。


Facebookのロゴは正方形です。
上記では、高さ・幅を40pxで表示し、ロゴ間(および周囲)の余白を20px(ロゴ幅の1/2以上)でとっています。
TikTok












※本記事ではガイドライン解説の目的で、公式リソースより引用・掲載しています。
TikTokは、黒ベースのカラー、白ベースのカラー、黒単色、白単色のロゴを配布しています。
上段から、プライマリロゴ、ノート(アイコン単体)、セカンダリロゴ、ソーシャル用アイコン。
※ソーシャル用アイコンは背景透過版もありますが、デザインはノートと同じなので割愛しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配布ロゴの形式 | SVG、PNG、AI |
| 最小余白 | プライマリ・セカンダリ:アイコン(シンボル)幅の50% ノート:アイコン(シンボル)幅の35% |
| 最小サイズ | プライマリ web:幅110px、印刷物:幅15mm ノート web:幅30px、印刷物:幅4mm セカンダリ web:幅100px、印刷物:幅10mm |
| 色の変更 | 不可 |
| 事前承認が必要な場合 | ほとんどの場合に明示的な許可が必要 |
使用に関しては、かなり厳格な条件を設けています。
ロゴの使用は、基本的に許可が必要です。
アイコンは正方形ではなく、高さを100pxとすると、幅は90pxです。
文字入りロゴ(プライマリ・セカンダリ)とアイコンのみ(ノート)で最小余白が異なりますので注意。
PNGで使用する場合は、ロゴに余白も込みなので、自分で調整する必要はありません。
ロゴを点線で囲むと下記のようになります。(PNG使用)












SVG等を利用する場合は、自分で最小余白を調整する必要があります。
ソーシャル用は特に最小余白が明言されていませんが、ノートと同様ロゴの端からロゴ幅の35%のスペースはすでに確保されています。
YouTube













※本記事ではガイドライン解説の目的で、公式リソースより引用・掲載しています。
YouTubeは、赤×黒、赤×白、白単色、黒単色のロゴを配布しています。
上段から、通常ロゴ、アイコン単体、ソーシャル用アイコン。
※ソーシャル用にはアイコン周りに囲みがないタイプもありますが、アイコン単体とデザインが同じなので割愛しています。
YouTubeのロゴの使用は、どんな用途であっても審査を経て承認を得る必要があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配布ロゴの形式 | PNG、AI、EPS |
| 最小余白 | アイコン内の |
| 最小サイズ | web:高さ20dp(20px)、印刷物:高さ 3.1mm(0.125インチ) |
| 色の変更 | 不可 |
| 事前承認が必要な場合 | どのような用途でも審査と承認を得る必要がある。申請は英語。 |
ロゴ周りに点線、最小余白スペースの周りに実線をつけると、下記のようになります。
余白の取り方が変則的なので注意。
アイコン幅でも高さでもなく、「アイコンの中のサイズ」が最小余白スペースです。













アイコンの高さが40pxの場合、中の「」の大きさはだいたい16px四方です。
上記の場合、各アイコンの高さを40pxに、余白を16pxにしています。
LINE
LINEは緑ロゴのみ。白黒バージョンはありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配布ロゴの形式 | PNG、AI、PSD |
| 最小余白 | ロゴ幅の1/2 |
| 最小サイズ | モバイル:高さ40px、PC:高さ20px、印刷物:高さ10mm |
| 色の変更 | 不可 |
| 事前承認が必要な場合 | テレビや雑誌、その他メディアで使用したい場合 |
ロゴ周りに点線、最小余白スペースの周りに実線をつけると、下記のようになります。
LINEは色の変更不可で、白黒バージョンの配布もないというところに注意。
Bluesky














Blueskyは、用意されているロゴの種類が豊富です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配布ロゴの形式 | PNG、SVG |
| 最小余白 | 明記なし |
| 最小サイズ | 明記なし |
| 色の変更 | 明記なし |
| 事前承認が必要な場合 | 明記なし(メディア関連の問い合わせ先はあり) |
ロゴ使用に関する決まりはほとんどありませんが、自由を認めているというよりは、ガイドラインが未作成のような状態です。



※本記事ではガイドライン解説の目的で、公式リソースより引用・掲載しています。
Pinterestは、赤、黒、白のロゴがダウンロードできます。
ただし、「紙面など、インタラクティブではないメディアでバッジを使用する場合は、必ず貴社の Pinterest アカウントを表示してください」とあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配布ロゴの形式 | PNG(赤のみ)、EPS |
| 最小余白 | 明記なし |
| 最小サイズ | 明記なし |
| 色の変更 | 不可 |
| 事前承認が必要な場合 | 動画、テレビ、映画で使用する場合 |
また、他ブランドよりロックアップ形式についての言及が多いのも特徴です。
テンプレート配布や文字揃えについてのガイダンスもありますので、使用を考えている方はロックアップ形式を前提に、詳細を公式ガイドラインで確認してください。
BeReal




BeRealは、「白ロゴは黒背景」「黒ロゴは白背景」と明記されています。
背景が透過されているロゴも配布されていますが、ここでは背景にあらかじめ色が設定されているロゴのみ紹介します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配布ロゴの形式 | SVG、PNG、JPG |
| 最小余白 | 「B」の幅と同じ |
| 最小サイズ | 明記なし |
| 色の変更 | 不可 |
| 事前承認が必要な場合 | 明記なし |
その他特殊な注意事項として、ロゴには「BeReal.」と書いてありますが、「文中に書く場合、名前の最後にピリオド(.)を使用しないでください(単にBeRealと書いてください)」とあります。
また、ロゴはレイアウトしたい場所に対して「中央揃え」または「左揃え」で配置する必要があります。右揃えは不可です。
最小サイズについては明記がありませんが、最大サイズに関しては言及があり、「(内容によるが)レイアウトしたい場所の1/4より大きく配置しないのが良いルールです」ともあります。




※本記事ではガイドライン解説の目的で、公式リソースより引用・掲載しています。
LinkedInは、青、黒、白、中国語名併記のロゴがダウンロードできます。
基本的に、LinkedInロゴは「自分や会社のページへのリンク」にのみ利用できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配布ロゴの形式 | PNG |
| 最小余白 | 明記なし |
| 最小サイズ | 明記なし |
| 色の変更 | 不可 |
| 事前承認が必要な場合 | 書籍とデジタルメディア、テレビ、映画、ビデオ制作で使用したい場合(英語のみ) |
色の変更は不可ですが、他の色のバリエーションが必要な場合は電子メールで問い合わせ、とあります。
アイコン状のロゴ(上記)と、文字入りロゴ(Linked+アイコン)の2種類がありますが、文字入りの方はLinkedInとの既存の関係およびブランドまたは商標ライセンスを保有している場合に限り利用できます。
note



noteの場合、公式からは黒と白のロゴとアイコンがダウンロードできます。
上記の場合、上段左から横長ロゴの黒、白、下段左からスクエアのロゴ、アイコン3種。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 余白 | ロゴの周囲の余白は、「n」と「o」の間のスペースを1としたときに、1.7のスペースをとる |
| 最小サイズ | 30px |
| 色の変更 | 基本色(#000000)、サブカラー(#FFFFFF)以外は不可 |
PNGで使用する場合は、ロゴに余白も込みなので、自分で調整する必要はありません。
ロゴを点線で囲むと下記のようになります。



SVGは余白が含まれていませんので、SVGを利用する場合は最小余白スペースに注意。
また、可読性のために、「n」のアイコンを正方形・角丸・正円で囲むことも許可されています。
※一番右は元々角丸で配布されているアイコンです。
FontAwesomeはどういう扱い?
Font Awesomeとは、「ウェブサイトにアイコンを簡単に埋め込める無料のアイコンフォントサービス」です。

WEBサイトで使っている方も多いと思いますが、アイコンフォントにはこれまで説明してきた各社ブランドロゴも含まれます。

AmazonやAppleなど、見慣れた有名ブランドのロゴも多数
これを使うと、自分のサイトの好きなところにブランドロゴを表示させることができます。
しかし、「Font Awesomeにあるから、好きに使っていい」というのは大きな間違いです。
「技術的な許可」と「法的な許可」の二重ルール
Font Awesomeでブランドロゴを使う際に、絶対に理解しておかなければならないのが、以下の「二重のルール」です。
- Font Awesomeのライセンス(アイコンデータを使う権利)
- 各社のブランドガイドライン(ロゴマークを表示する権利)
この2つは独立しており、両方をクリアする必要があります。
よくある勘違いが、「Font Awesomeの機能で色を変えられるから、変えてもいいと思った」というもの。
Font Awesomeのライセンスはあくまで「ソフトとしての機能(色変えや変形)」を提供しているだけで、「そのロゴの色を変えて表示する権利(商標権の許可)」までは保証していません。
つまり、「技術的に可能であっても、ブランドガイドラインで禁止されていることはやってはいけない」のが鉄則です。
Font Awesomeのライセンスとは?
Font Awesome(Free版)のアイコンデータは、主に「CC BY 4.0(クリエイティブ・コモンズ表示)」というライセンスで提供されています。
これは「使ってもいいけど、適切なクレジット(帰属表示)をしてね」というルールです。
Webサイトで使う場合はコード内にコメントが残るため黙認されるケースが多いですが、画像として保存して印刷物や動画で使う場合などは、厳密には「Icons by Font Awesome」といったクレジット表記が必要になる点に注意が必要です。
【マニア向け】実は「アイコン」「フォント」「コード」でライセンスが違う?
さらにややこしい話になるので補足ですが、Font Awesome Free版は厳密には3つのライセンスで構成されています。
- アイコン部分(SVGなど):CC BY 4.0
- 画像として使う権利。「帰属表示(クレジット)」が必須です。
- フォント部分(Webフォントなど):SIL OFL 1.1
- フォントとして使う権利。埋め込みや改変はOKですが、フォントファイル自体の販売はNGです。
- コード部分(CSSなど):MITライセンス
- プログラムとして使う権利。制約はほぼありません。
Webサイトに実装する場合: 公式サイトに「ダウンロードファイルには既に帰属表示コメントが含まれているため、通常の使用(Web実装)では追加の表記は不要」とある通り、コードをそのまま使う分には、別途クレジットを書く必要はありません。
画像として使う場合(要注意): SVGファイルをダウンロードして、印刷物や動画の素材として(コードを使わずに)貼り付ける場合は、CC BY 4.0が適用され、目に見える場所へのクレジット表記が必要になるケースがあります。
なぜFont Awesomeはブランドロゴを配布できているのか?
「勝手に配ったら怒られないの?」と疑問に思いますよね。
Font Awesomeのような大規模サービスが存続できているのは、主に以下の理由による「黙認」と「防衛策」があるからです。
- 「インフラ」としての立ち位置
単なる画像配布ではなく、Web開発のための「技術インフラ」として機能しており、企業側にもメリット(自社ロゴが綺麗に表示される)があるため。
- ブランドロゴは「無料(Free)」である
有料のProプランもありますが、有名なブランドロゴの多くは無料版に含まれています。「他人の商標で直接金儲けをしていない」という建前があります。
- 責任の所在をユーザーに委ねている
規約で「商標権は各社に帰属します。使う人の責任でガイドラインを守ってください」と明記し、自らは「描画ツール」の提供者に徹しています。

(和訳)「すべての ブランドアイコン はそれぞれの所有者の商標です。
これらの商標の使用は、Font Awesomeが商標所有者を推奨することを意味するものではなく、またその逆も同様です。
ブランドロゴは、それが示す会社、製品、またはサービスを表す目的以外では使用しないでください 。」
個人クリエイターが真似をしたら?
「じゃあ、私もロゴ素材集を作って配布しよう」と考えるのは非常に危険です。
Font Awesome等は、非営利のコミュニティや強固な法務体制、そして「即座に削除対応できるシステム(DMCA対応)」があるからこそ成立している特例です。
個人がブログなどで「主要SNSロゴセット」などを(特に有料や広告付きで)配布すると、商標権侵害や不正競争防止法違反のリスクを一身に負うことになります。
便利なツールはありがたく使わせてもらいつつ、その裏にある危ういバランス感覚も知っておきましょう。
ロゴ利用の「正解」は難しくない!
ここまで読んで、「なんだかSNSのロゴを使うのって怖いな…」と思ってしまった方もいるかもしれません。 でも、恐れる必要はありません。
ここまで紹介した細かいルールも、要約すれば「公式へのリスペクトを持つ(勝手にいじらない)」という一点に集約されるからです。
最後に、これさえ守れば大丈夫という「安全確認リスト」を用意しました。
webサイトの公開や入稿の前に、サッと確認するために使ってください。
- ロゴは公式配布ページから取得した(拾い画像ではない)
- 色・形・比率・装飾を一切いじっていない
- 余白(クリアスペース)と最小サイズを守っている
- “公式/提携/承認”と誤認される配置・文言になっていない
- ロゴが主役になりすぎていない(あくまで導線)
- テンプレ/素材配布の場合:ロゴファイルを同梱していない(原則)
- 不安な用途(広告/商品名/アイコン配布)は公式へ確認する導線を置いた
- 記事内に「出典:公式URL」と免責を入れた
まとめ:迷ったら自己判断せず「公式ガイドライン」へ
SNSロゴは「公式素材をそのまま」「改変しない」「誤認させない」を守れば、多くのケースで“導線表示”として使いやすい。
一方で、テンプレ同梱・アイコン配布・広告・商品名のように“商用/配布寄り”になるほど、ブランド別ルールが効いてきます。
- まずは公式入口(Brand Toolkit / Brand Resources)へ
- 次に「改変NG」「誤認NG」「余白・最小サイズ」
- それでも迷う用途は、公式の問い合わせ・申請導線へ






